Made in Japan アイリス精油開発のお話
いま関東では、アイリスがキレイに咲いています♪
アンティアンティの香水の要とも言えるのが、この『アイリス』
砂糖菓子のように甘くてややパウダリーな、とーっても上品な香りがします。
精油が採れる『ニオイアヤメ』は、
アヤメと名が付いていますが、日本のアヤメとは種類が異なります。
素敵な薄紫色。
ニオイアヤメ(洋名:アイリスパリダ)から抽出される、
香料として使用する香気成分“イロン”は、
いい香りがする花からではなく、この山芋みたいな根茎の部分から抽出されます。
土に埋まってる部分にいい香りを秘めてるなんて…
ミステリアス。香りもどことなくミステリアスな感じを受けます。
このイリスの精油は、香水の核となる香りで、
香水の世界では縁の下の力持ちのような存在なのです。
香水の香りに、奥深さと気品を与えてくれます。
しかも、ただの引き立て役ではなく、主役にもなれる大物です。
しかし、抽出が大変難しく、手間ひま(もちろんコストも…)がかかりすぎるので、
生産者も減り、世界的にもかなり希少な精油であるため、年々入手が困難になりました。
そこで、イリスの香りに惚れ込んだ調香師は、
『アイリスパリダを自らの手で育て、香気成分“イロン”を自分で抽出する』
という、無謀とも言える計画を立てたのです(>人<;)
しかしなんと、
見事に成功させてしまったのです!!
そこには、大変な苦労がありましたが、
『この世界のどこにもない、最高に良い香りの香水を作りたい』
という調香師の引くぐらいに溢れた熱意と情熱が、
とんでもない偉業を成し遂げました\(^o^)/
時には無謀と思われる程の行動力と、
柔軟な発想力、失敗してもやり続けるという信念と情熱によって、
成功へと導かれました。
努力は報われ、日本初、いや世界にも稀に見る、
最高に良い香りのイリス精油が出来上がりました。
もちろん100%無農薬のオーガニックです。
この希少で最高のイリス精油をベースに、
新香水ブランド、《macott》も作られています。
ご期待下さい♪♪(*^_^*)
※抽出が成功した当時の、調香師のブログもぜひご覧ください。
こちらは、読売新聞に取材を受けた時のブログです。
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