新作限定香水“Jasmin Indole”(調香師の香水手帖 )
ジャスミンの重要香気成分インドールが香る。
そのまま嗅ぐと排泄物の匂いがするが、
希釈すると甘い花の香りがする。
2006年11月の新月にジャスミンの産地別、
エジプト、インドと品種の違うインド サンバックを
エタノールに入れ、冷暗所に5年間熟成。
2011年にようやく花の香りがやってきたので、
満月の日にマイナス20度の冷凍庫に48時間閉じこめた。
そのあとに、モスリン布とレーヨンの間を通して
不安定な物を濾過するのだ。
濾過したジャスミン家族に新しいお友達を紹介しながら、
いっしょに住ませることになる。
ネロリの白い花、ローズ王妃、インドのマイソールから来た
サンダルウッドに、ブルボン家から嫁いだバニラビーンズ、
中国からのオスマンタス(和名 金木犀)に、イリスとAmber。
中心はジャスミン家なので、親戚がエジプトとインドから集まった。
自己紹介しましょう。
*お家 Jasmin Absolute Egypt
*名前 Jasminum grandiflorum L
香気成分(自社分析)
Linalool,benzoyl acetate,indole,eugenol,cis-jasmone,
benzoyl benzoate
暖かさと力で支えられたフローラル フルーティーな
キャラクターであり、元気とパワーがある。
*お家 Jasmin Absolute INDIA
*名前 Jasminum grandiflorum L
香気化合物(自社分析)
Linalool,benzoyl acetate,indole,eugenol,cis-jasmine,
benzoyl benzoate
トロピカル フローラル フルーティノート、
古典的なジャスミン。
*お家 Jasmin Absolute Sambac
*名前 Jaminum sambac (L.) A
香気成分(自社分析)
Linalool,benzoyl acetate,indole,methyl anthranilate,
cis-3-hexenyl benzoate,Germaca-1,6-dine-5-ol
最初のノートはバナナの皮のような連想を
フローラルジャスミン、パワフルグリーンフルーティ。
色々なジャスミンとのグラデーションで奥深い香り。
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