Rose de Mai から見た科学の世界—その3
みなさん、こんにちは!
第三回目のブログのテーマは、引き続き…
“Rose de Mai から見た科学の世界”についてです!
なぜ、世界各地のローズを入れると、いろいろなローズの香りがするの?
という謎に関して、前回は
1.みなさんに納得していただける理由
として、薔薇の品種と香りの話をしました。
今回は、
・そういう理由もあるのか!と思っていただける理由
についてご紹介していきます。
突然ですが、
実は植物ってとってもすごいんです。
動けないんじゃなくて、動かないんです。
動かない代わりに、その土地の環境に適応する力を身に付け、生き延びています。
例えば、乾燥した地域の植物は乾燥に耐えるための、
寒い地域に育つものは寒さや日の短さに耐えるための“手段”を身に付けています。
その“手段”こそ、“化学物質”、つまり、“香り”の正体です。
ローズも同じです。異なる土地で育ったローズたちは
異なった“手段”、“香り”を身に付けて、花を咲かせます。
そのため、同じローズでも育つ場所が異なると放つ香りも変わってきます。
同じ場所で咲くローズでも毎年、同じ香りを放つわけではありません。
暑い年、寒い年、雨の多い年、気候の変化によって
ローズの香り成分の量は変化し、異なる香りを放ちます。
その時々の環境に適応しているのですね。
また、ローズの香りは朝が一番強いです。
そのため、同じ木のローズでも、朝摘んだ花と、夕方摘んだ花では香りが違います。
antiantiの薔薇農園でも、早朝にローズの花を摘みます。
こちらの写真はantiantiの農園で摘んだローズたちです。
手間はかかりますが、最高の香りを届けるために、
ローズの特徴を知り、ローズの香りを最大限に生かせる工夫をする必要があります。
いかがですか?
そういう理由もあるのか!と思っていただけましたでしょうか?
次回はいよいよ、最後の理由です。
連休明けに投稿しますので、楽しみにしていてください!
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