2016年1月アーカイブ
先日、ブルーオットーローズの香水を、手首につけていたら、
子どもがいい匂いがするねと近づいてきたので、
形で表すとどんな匂い？と聞いたところ「まんまる」。
色で表すと「水色」、花で表すと「薔薇の匂い」。
どんな気持ち？と聞くと「一番の世界の気持ち」と言っていました。
ブルーオットーローズという名前をおしえたわけでもないのに、
調香師の表現する香水が、色や形で伝わっていることに驚きました。
Sakamoto
大切なお客様から、『antiの香水は人を幸福にするわねっ』と
思ってもいなかったとんでもない褒め言葉をいただきました。
香水を作ることに真剣に向き合い精進することはもちろんの事、
もっと磨きをかけないと納得できないと思いつつ。
言葉と気持ちと香りの関係を、感覚的と物理的に研究してきたよ。
元気になる香気物質、愛を表現する香気物質になり得る化合物は、
ホルモンに対応する物なのか、動物的・性的に結びつく物なのか。
自然に思い込み、反応するのか。
ドキドキする香りの正体は
脳に刺激的に反応するのはどの化合物なのか。
わかっていてわからないところを香りで感じること。
香りを感じる脳が幸せ。
Makoto mushi
オンラインストアよりお知らせです。
Vintage Parfum Collection（Eau De Parfum/Vintage2011年）
「ピンクローズオットー」が残り2本で完売です。
また、「アイリスガーデン」も残りわずかとなってまいりました。
ぜひお早めにどうぞ！
なお、本日はお客様に大切なお知らせがございます。
《熟成・天然香水「Vintage Parfum Collection」を
ご愛顧下さったお客様へ》
現在発売中のEau De Parfumは、Vintage2011年分をもって生産を終了いたします。
販売につきましては在庫が終了次第、取扱い終了とさせていただきます。
手間ひまをかけて長期熟成させたアンティアンティの香水はどれも限定品。
今しか出会えない貴重な香りとの出会いを、どうぞお愉しみいただけましたら幸いです。
スタッフに叱られて...
Vintage Parfum Collection
White Rose の香調がわからないですと...
オリバナムの香調は、バルサミックでスパイシーなテルペンに、
マンダリンのようなフルーティフレッシュだよ。
ガラバナムは樹脂で、ピネン、ミルセンの香気化合物で苦みが飛んでくるよ。
でも薄めないと大変なのだ。
バイオレットリーフは、エジプトのナイル川の周りにたくさんあるよ。
現地の人は蚊にさされた時に葉を手の平にのせて、
ぱあっんと叩いて毒を出してるよ。
香調はウーロン茶みたいで、薄めるとフレッシュグリーンなのだ。
オスマタンタスは金木犀なのだ。
あの甘い香りは、杏仁豆腐やお酒に使用されてる重要な成分、イオノンだよ。
ジャスミンの重要な成分はジャスモンで、薄めて薄めて白い花の香りだよ。
ジャスミンサンバックはフルーティで湿っぽい香り。
ローズダマセナアブソリュート。
ダマセナは大人な香り。
モロッコ産のローズセンチフォリアアブソリュートは、花びらが110枚くらいあるよ。
ダマセナと比べると可愛い香りだよ。
ナルシスは水仙で、重要な香気成分のオイゲノールは甘くて苦い
グリーンな感じ..。高価で独創的。
イリスとブルボン産のバニラ。
この組み合わせは最高で高貴で高価、アタイは大好きです。
ローズウッドは木の香りにすっぱい花が湿っぽく混ざりあった香りで、
重要な成分はリナノールである。
サンダルウッドは白檀の香りにゴムが混ざりあった感じなのだ。
アンバーグレイス、ムスク、シベッﾄは1000倍以上薄めて生きた香りに。。。。。
これで良いかごめん
Vintage Parfum Collection
White Rose 2011 ver. EDPの香りのお話
2011年熟成のWhite Roseは甘いエレガントな香り
そのグリーンノートは
オリバナム、ガラバナム、バイオレットリーフからオスマンタスへ
ハートノートは
ジャスミン、ジャスミンサンバック、ローズダマセナアブソリュート、
モロッコ産のローズセンチフォリアアブソリュート、
ローズオットーオイル、ナルシスから
イリスのラストノートとブルボン産のバニラ、ローズウッド、
サンダルウッド、アンバーグレイス、ムスク、シベッﾄなどなどブレンド。
毎年同じ香りにするのは天然原料だけで作るので不可能なのよ。
この香りを嗅いでキラリと感じていただいて、うち膝、二の腕、
髪にスプレーしたら…男子はうっとり、メロメロだね。
ひひひ
Makoto mushi
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年早々化学式で大忙しでした。
今年も研究と、ものづくりに磨きをかけると決意しつつ、
頭の中が化学式でいっぱいで出遅れぎみ。
なんだか無性に南フランスに行きたくて。
やはり天中殺に生まれたアタイは、自然にパリに行き、
新しい香水を見せたくなるのか...。
年明けにオーデパのピンクローズオットーをつけまくり。
洗濯から返ってくるとたまらない匂いがするので、つけまくることに。
外国人のお友達の挨拶でハグるので、香りをみやぶられてる。
ひと昔前は薔薇クサイといつも言われてた。
今年はなんかセクシーな香りが漂ってると..。はてな
よくよく考えてみると、ピンクのラストノートにRed Pepperを仕込んだのだ。
ラボの自分用にと在庫を確認すると3本しかなく、テスターをいただいた。
100本あったのに...。
オーデパのピンクローズオットーはこれで廃番リストに登録した。
Makoto mushi
