毎月、季節のエッセンシャルオイルとしてご紹介するコーナー。
今回ご紹介する1月のエッセンシャルオイルは『クローブバッド』
です。
クローブはフトモモ科の常緑小高木で、
主な産地はインドネシア、スリランカ、マダガスカル。
日本では「丁子(ちょうじ)や丁香(ちょうこう)」と呼ばれ
古くから親しまれています。漢字の由来は、クローブの花蕾が
ちょうど釘のような形をしているため、中国語で「釘」を意味する
「丁」という字があてられたようです。
クローブの使用法は多岐にわたり、
肉料理やカレー、飲み物やお菓子などのスパイスとして、
または漢方・生薬や香水やお香原料などでも幅広く使用されている植物です。
精油は開花前の花蕾から、水蒸気蒸留で抽出して採油されます。
クローブの香りの主成分はオイゲノール(eugenol)で、
殺菌剤や抗菌剤、麻酔薬、消毒薬などとしても用いられます。
歯医者などでも嗅いだことのある香りといえばピンとくる方も多いかもしれません。
クローブの蕾を噛むと歯痛や口臭をおさえるといわれています。
また、ご家庭内では、押入・シューズケース・クローゼットなどに
香りを含ませた脱脂綿やコットンなどを置いておくと、
カビ防止・消臭対策として期待できます。
害虫の忌避作用もあるので、虫避けとしても用いられます。
また、ジメジメとした梅雨時や、こもりがちな冬に気持ちを
すっきりさせたいときなど クローブの香りを焚くと、
空気が浄化されておすすめです。
クローブは、オレンジやレモンの香りとよくあいます。
オレンジやレモンにクローブを一面にさして作るフルーツポマンダーなども
有名ですよね。フルーツポマンダーは、中世ヨーロッパにおいて、
疫病や魔よけ、悪臭よけとして幸運のお守りとして身につけられていたようです。
オイゲノールを主成分にもつ花は、クローブの他にもユリ・カーネーションなどがあり、
11月の精油でご紹介したナルシスも香気成分としてもっています。
ためしに、クローブ精油をうすく希釈してのばしてみてください。
カーネーションの香りを想起させるポイントがあるはずです。
※本製品は、食品基準(USDA認証)によるオーガニック100%認証をクリアした
貴重なローズのエッセンシャルオイルです。
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